宮城県栗原市にあるJA新みやぎの子会社で男性社員が不正経理を繰り返し、約2億円を外部に流出させていたことが分かりました。

 関係者によりますと、不正経理を行っていたのは新みやぎサービスで中古車販売を担当していた管理職の50代の男性です。

 男性は2011年以降、請求書を偽造して中古車の取り引きがあったように装い、販売業者に約2億円を送金していました。

 4月の監査で車の販売に対し未収金が多過ぎると指摘され、その後の調査で発覚したということです。

 男性は聞き取りに対し不正経理は認めていますが、資金の横領は否定しています。

 流出した資金の流れや動機は分かっておらず、新みやぎサービスでは警察への被害届の提出も検討しています。