患者の搬送先がすぐに決まらない救急搬送困難事案が、仙台市では29日までの1週間に106件発生しました。前の週より少なくなりましたが高い水準が続いています。
救急搬送困難事案は、救急隊が患者の受け入れについて医療機関へ4回以上問い合わせをして、かつ、現場の滞在時間が30分以上になったケースを指します。
仙台市内では22日から28日までの1週間で106件発生しました。前の週に比べると55件少なくなりましたが、前年の同じ時期よりは37件多いことから高い水準が続いています。
前の週より減少したことについて仙台市消防局は、新型コロナの感染者が一時期より減ったこと、涼しくなって熱中症の疑いで搬送される人が減ったことなどが要因と分析しています。