9月1日のアカガイ漁解禁を前に規制値を上回る貝毒が検出され、宮城県産のアカガイはまったく出荷できない状態になっています。

 8月30日付でアカガイの出荷自主規制となったのは、石巻湾海域と仙台湾沖合海域です。いずれも国の規制値を上回るまひ性貝毒が検出されました。

 県内有数の産地である名取市閖上を含む仙台湾沿岸海域でも先週、出荷自主規制が要請されていて、県産のアカガイはすべて出荷できない状態となりました。

 規制の解除には、検査結果が3週連続で規制値を下回る必要があります。

 仙台湾沿岸海域での解除は、最短でも9月13日となるため、アカガイ漁の開始は少なくとも2週間程度遅れることになります。