宮城労働局は、仙台市太白区の設備工事業者と白石市の農業法人が雇用調整助成金、計5000万円余りを不正受給していたと発表しました。
雇用調整助成金は、新型コロナによって経営が悪化した会社が従業員の雇用を維持するため、従業員に支払う手当の一部を国が助成する制度です。
宮城労働局によりますと、太白区の設備工事業ヤマテックは20208月から2021年10月まで、一部の従業員に休業手当を支払ったと虚偽の申請をして雇用調整助成金3977万円を不正受給しました。
また、白石市の農業法人クリエイティブファームは20203月から2021年11月まで同じ手口で1084万円を不正受給していました。
いずれの会社も返還の意思を見せていて、返済計画を作成中ということです。