グループ補助金を巡る口利き事件で、逮捕された宮城県議会議員は選挙の公約に掲げるなどグループ補助金の問題に、積極的に関わっていたことが分かりました。

 こちらが、あっせん利得処罰法違反の疑いで逮捕された仁田和廣容疑者(72)の2019年の県議選の選挙公報です。

 公約に「グループ補助金の充実」を掲げています。

 自民党関係者の中には、仁田容疑者は「県議会でもグループ補助金について何度も質問するなど、グループ補助金の問題しかやっていないような人だった」と証言する人もいます。

 仁田容疑者は、今回逮捕された水産加工会社社長山野辺文幹容疑者(61)から、補助金を受けられるよう県職員に働きかけた見返りに現金50万円の報酬を受け取った疑いが持たれています。

 県警は、仁田容疑者がこれまでに関与した補助金の申請についても調べることにしています。