突然寒くなったことから、灯油の注文が急増しているということです。みやぎ生協では、可能な限り価格を抑えて販売していくとしています。
みやぎ生協エネルギー事業部矢野敏昭部長「今週3日間だけを前年と比べればですね、利用件数は世帯としては130%ぐらいの前年比でスタートさせていただいている状況です」
宮城県の約4万6000世帯に灯油を配達しているみやぎ生協では、突然気温が下がり寒くなったため配達の件数が5日までの3日間で、前年の同じ時期と比べ3割も増えているとということです。
配達灯油18リットルの価格は2052円で、前年の同じ時期と比べ288円高くなっています。
担当者によりますと、ロシアのウクライナ侵攻や円安が影響しているということです。
みやぎ生協エネルギー事業部矢野敏昭部長「現状だと相場が著しく元通りに戻るまでは、今のままの販売価格になるのではないか」
資源エネルギー庁によりますと、3日時点での県内の配達灯油18リットルの平均価格は2071円と、前年の同じ時期より235円高くなっています。
使用量が増えるこれからの季節、家計への負担が大きくなることが予想されるため、みやぎ生協では可能な限り価格を抑えて販売していきたいとしています。
みやぎ生協エネルギー事業部矢野敏昭部長「生協の価格を指標にしている業者も多いので、生協の販売価格を抑えられるかが生協以外で購入される方の価格も引き下げることに貢献できるのではないかと感じている」