震災支援の絆が今も続いています。山形県の赤十字関係者らが、宮城県気仙沼市で山形風の芋煮を振る舞いました。

 芋煮の振る舞いは、東日本大震災以降気仙沼を支援している日本赤十字社山形県支部が、高齢化が進む被災地を継続的に元気づけたいと毎年実施してきました。

 日本赤十字社山形県支部高畠町赤十字奉仕団我妻由美子委員長「3月11日の震災の時は本当に寒かったんですよ。芋煮で心も温かくなって笑顔を見せていただいて私たちも元気になれるなということで、芋煮をずっと続けてきました」

 10日は大沢地区の住民約50人が参加し、山形県産の里芋や米沢牛がたっぷり入った芋煮をおいしそうに味わっていました。

 大沢地区の住民「お肉が柔らかくておいしいです。災害後は気持ち的に落ち込んでたんですけども、皆さんが来ていただいてみんなが集まる機会は良いことだと思います」「やっぱり(高台移転して)戸建てに入ってしまって昔のような人と人とのつながりが全然無くなった気がしますね。申し訳ないくらい本当にありがたいです」