全国旅行支援に対し観光業界から客足回復の期待が寄せられる一方、観光客の足となるレンタカーが不足しています。
東北の空の玄関口、仙台空港の近くにあるレンタカー店です。3年ぶりに行動制限のない2022年の夏休みやお盆休み以降利用者は増えていて、8月や9月は前年に比べ6割ほど多くなりました。
10月も現時点ですでに前年の3割増加になっています。
トヨタレンタリース宮城仙台空港店・小林雅哉店長「全国旅行支援の追い風もあって予約数は大変増えております。当日・前日とかだと予約もお断りが発生するような状態にはなっています」
利用者が増加する一方、レンタカーの数は不足しています。こちらの店では新型コロナの感染拡大以降、維持費を抑えるために保有する車の数を2割ほど減らしていました。
需要の回復に合わせて新車の発注をかけていますが・・・
トヨタレンタリース宮城仙台空港店・小林雅哉店長「半導体の世界的な不足が始まってどうしても新車の供給が追い付かない。発注は常にしているが納車が遅れています」
このため、行楽客が集中する際は近隣の県にある店舗から車を借りるなどして対応していくということです。