宮城県石巻市で、バスによる事故で多くのけが人が出たことを想定した救助訓練が行われました。
この訓練は、震災遺構など復興整備が進み多くの観光客が訪れていることや、全国でバスの事故が起きていることを受け石巻地区消防本部が実施しました。
職員約100人が参加しマイクロバスとワゴン車が衝突事故を起こしたとの想定で行われ、救急隊が1人1人に声をかけ名前が言えるかなどを確認したり、けがの重症度に応じて治療の優先度を決めるトリアージを行ったりしました。
また、病院の受け入れ状況などの情報を収集するため指揮本部を設けるなど、本番さながらの訓練を行いました。
石巻地区消防本部袖満正警防課長「課題や問題も出てきましたので、更に現場対応力を上げていきたいと思っています」
石巻地区消防本部では、今後もこうした訓練を重ね対応力を高めていきたいと話しています。