宮城県有数のアワビの水揚げを誇る南三陸町で12日、今シーズン初めての漁が行われました。
午前6時に一斉に始まったアワビ漁。
漁師たちは箱メガネで海底をのぞき、先端にかぎの付いた竿でアワビを引き上げていました。12日は波も穏やかで海水に濁りがなく、海底がよく見えたことから20キロ以上水揚げする漁師もいました。
漁師
「量も取れて、値段もそれなりにつけば嬉しい」
漁師
「1回目の漁だから2回目、3回目とまずまず取れればありがたい」
水揚げされたアワビは、1キロあたり8400円と去年の同時期より1000円高くなりました。
全国的な品薄傾向や全国旅行支援などで需要が高まったためと見られるということです。
宮城県漁協志津川支所では、来月までにあと3回の漁が予定されていて、今シーズン、例年並みの2.4トンの水揚げを見込んでいるということです。