中小企業を支援する、みやぎ産業振興機構がサイバー攻撃を受けシステム障害が発生しています。復旧のめどは立っていません。

 みやぎ産業振興機構によりますと、16日午前8時過ぎにサーバー内のファイルが開封できなかったため業者が原因を調べたところ、ランサムウェアと呼ばれる身代金要求型のウイルスによりサイバー攻撃を受けたことが分かりました。

 直ちにネットワークを遮断し復旧作業を行っていますが、現在もサーバー内のデータが取り出せないほかメールが使用できない状態が続いていて、復旧のめどは立っていません。

 みやぎ産業振興機構は、宮城県にある約800の中小企業を対象に販路拡大などの経営支援を行っていて、これまでのところ企業情報の流出は無いということです。

 機構では復旧するまでの間、紙で保管していた資料や電話などを使い可能な限り企業からの相談を受け付けていくとしています。