宮城県南三陸町の神社で正月の神棚に飾られる、きりこ作りが最盛期を迎えています。

 南三陸町志津川の上山八幡宮では、半紙を切り抜き神棚の供え物に見立てた紙細工のきりこ作りが最盛期を迎えています。

 きりこは、農作物の不作や不漁で魚が取れない時の供え物の代用品として、江戸時代に始まったと言われています。

 3枚1組のきりこを250組、立体のきりこを80体とここ数年と同じくらいの数を作る予定です。

 上山八幡宮宮司工藤庄悦さん「1日も早いコロナの終息、皆様の健やかな年、そして新年は世界平和を願ってきりこを切らせていただいています」

 平面のきりこは3枚で600円、体飾りと呼ばれる立体のきりこは1体1500円で、大安の15日から配布されます。