宮城県の企業や水産高校などが開発した水産加工品の品評会が、石巻市で開かれました。
この品評会は、県などが毎年開いています。今回は水産加工会社53社と高校2校が、計124点の加工品を出品しました。
審査は百貨店やスーパーの担当者ら15人によって行われ、味や技術が評価された21点が表彰されました。
このうち、最優秀の農林水産大臣賞に選ばれたのは、木の屋石巻水産のクジラ肉を使ったイタリアンバーグです。
石巻特産のクジラ肉を活用したアイデアや味、パッケージのデザインなどが評価されました。
県では、こうした品評会を通して厳しい状況に置かれている水産加工業を盛り上げていきたいとしています。
県水産技術総合センター永木利幸上席主任研究員「近年のウクライナ情勢ですとか、あるいは円安とかいったような状況に(水産業界は)非常に翻弄されてる状況なので、水産加工品評会で宮城県全体の水産業界を盛り上げていければなと考えています」
表彰された加工品は、2月にJR仙台駅で開かれるみやぎ水産の日まつりでも販売されます。