10年に1度クラスの寒波により、仙台では25日朝の最低気温がマイナス7.5℃を観測するなど、宮城県各地でこの冬一番の冷え込みとなりました。

 鈴木奏斗アナウンサー「午前8時のJR仙台駅前です。今、手元の温度計ですと、マイナス4.7℃ということで氷点下となっています。手袋もしているんですけど、手先とか足先がじーんと冷たいですね。寒いです」

 雪が降りしきる中、仙台駅前ではマフラーや手袋を身に着け、足元を気にしながら職場などへ向かう人の姿が見られました。
 「寒いですよね。下にスキータイツを履きました。外回りなので」「さっき電車で寝ていたので気温の変化がすごくて、寒いです」

 25日朝の各地の最低気温は、仙台でマイナス7.5℃、石巻でマイナス8.2℃など16地点で今季最低となりました。

 消防によりますと午後3時半現在、仙台市や松島町などで凍結した路面などで転んで15人がけがをしたということです。

 この寒さで気仙沼湾では、朝日を浴びた海面から立ちのぼる霧、気嵐が見られ、写真に
収めようと市内在住のカメラマンが撮影に訪れていました。
 「今季最高の寒波が来てるので、船と雪の写、真を撮りに来ました。気温がかなり低いのでヒートショックを起こさないようにと思って、夜から暖房つけて朝起きて来ました」

 石巻市では、水道管が凍ってしまう住宅もありました。
 「やっぱり凍ってますね。お湯も水も凍ってるので。今シーズン初めてですね」
 業者のアドバイスにより、水が出るようになりました。
 リフォーム業黒澤健一さん「凍結防止ヒーターが無くて凍結するお客さんが多いのでご確認をお願いしたいのと、部屋の温度をあまり下げないようにするとか、ご自宅にあった凍結防止の対策をお願いしたい」

 宮城県は日中も気温が上がらず、最高気温は仙台でマイナス4.2℃と最高気温としては過去2番目の低さ、気仙沼でマイナス7℃と過去最低となりました。