宮城県も産業の発展や地域経済の活性化に貢献した企業や個人に贈る、富県宮城グランプリの表彰式が行われました。

 富県宮城グランプリの表彰式が県庁で行われ、11回目となる2022年度は4つの企業が受賞しました。

 グランプリは大崎市の金属加工業、プロスパインが受賞しました。開発した磁力で力を伝える非接触型の歯車は、摩擦が起きないためメンテナンスの必要が無いほか、ちりが出ずクリーンなため半導体や医療品などの製造分野で活用が期待されています。

 プロスパイン渡部竜也社長「名誉のある賞で、かつグランプリをいただいて非常に光栄に思っております。我々が作った製品がよりいろんな機械に入るように頑張っていきたいと思います」

 ものづくり産業の振興に貢献した企業を表彰する部門では村田町の金属製造業、東北特殊鋼が選ばれました。電気を流すと振動し、害虫駆除の効果を発揮する金属材料を開発するなど新たな合金や技術を生み出している点などが評価されました。

 東北特殊鋼成瀬真司社長「新しいチャレンジをまさに始めようとしている最中ですので、それを加速するきっかけの一つになればなというふうに感じています」

 このほか、気仙沼市の水産加工業、斉吉商店と、村田町の金属製品製造業、プラスエンジニアリングが受賞しています。