インフルエンザの流行が続いているとして、宮城県は全域にインフルエンザ注意報を出しました。注意報の発表は今シーズン初めてで3年ぶりです。

 宮城県95の医療機関で5日までの1週間に確認されたインフルエンザの患者数は、全体で352人と前の週から1人増えました。

 1医療機関当たりの患者数は全体で3.71人です。

 保健所ごとの地域別では、仙南で10.57人と前の週の1.8倍に増え、基準値の10人を超えたため宮城県は全域にインフルエンザ注意報を発表しました。注意報の発表は3年ぶりです。

 その他の地域でも仙台市が4.02人、塩釜が2.81人、石巻が2.69人と前の週に比べ横ばいか減少傾向となっています。

 県では、今後全域に流行が拡大する可能性があるとして、手洗いや換気など基本的な感染対策の徹底を求めています。