貝毒による出荷規制が続いている宮城県産のアカガイについて、県は独自で設けてきた国よりも厳しい基準を緩和しました。
県産のアカガイは今シーズン、国の基準値を超えるまひ性貝毒が検出されたため解禁になった2022年9月に出荷規制となり、その後も12月の1週間を除き規制が続いています。
アカガイについては、1グラム当たり4マウスユニットを上回ると出荷できない国の基準と、3マウスユニットを上回ると出荷できない県が独自に設けた国よりも厳しい基準があります。
これに対し漁業者などから「県の基準が厳し過ぎる」といった声が上がったため、県は独自の基準を3.5マウスユニットに緩和することを決め、9日に指針が改正されました。
ただ、今週の検査で仙台湾沿岸と石巻湾のアカガイから国の基準を超えるまひ性貝毒が検出されたため、出荷規制が解除されるのは早くても3月1日以降になります。