宮城県石巻市の広渕小学校で、郷土芸能の河南鹿嶋ばやしを6年生から5年生に引き継ぐ伝承式が開かれました。
河南鹿嶋ばやしは、石巻市広渕地区に江戸時代から伝わる郷土芸能で、市の無形民俗文化財に指定されています。
広渕小学校では、30年ほど前から6年生が中心となって地元の祭りなどで披露してきましたが、新型コロナの影響で以前は年に5、6回あった演奏の機会が半減しています。 2022年度は運動会、学芸会と自転車イベントのツール・ド・東北の3回でした。
10日は6年生が最後の演奏を披露した後、笛や太鼓のばちなどの道具を5年生に引き継ぎました。
5年生総リーダー佐藤天真さん「みんながすごいとかうれしいとか楽しいとか、そういうふうに思ってくれるような演奏にしたいです」
引き継いだ5年生は、4月に4年ぶりに開催される予定の河南鹿嶋ばやし山車祭りに向け練習を重ねるということです。