仙台市が発注した公共工事4件で、土壌汚染を防ぐために必要な事前の届け出が漏れていたことが分かりました。

 届け出漏れがあったのは、長町中学校の校舎解体工事や東長町小学校の校舎増築工事など、仙台市が2022年度に発注した工事のうち4件です。

 土壌汚染対策法では、50センチ以上掘削するなどの土地の形質変更工事を一定の面積以上で実施する場合、土壌汚染の恐れを確認するため、着工前に都道府県知事などへの届け出を義務付けています。

 政令指定都市の仙台市は仙台市長に届け出なければなりませんでしたが、担当職員が工事面積などの基準について認識が不足していて手続きが漏れたということです。

 2022年11月に発生した民間工事の届け出漏れを受けて調査した結果、ミスが発覚しました。

 仙台市狩野秀一公共建築住宅部長「このような事案が発生したことにつきまして、深くおわびを申し上げます」

 今後は、チェックリストなどを作成して再発防止に努める方針です。

 また、長町中学校など4件の工事現場については、土壌汚染の恐れが無いことを確認したということです。