東北初となる小中一貫の不登校特例校が、宮城県白石市に開校しました。生徒一人一人に合わせた学びの場を提供します。
白石南小学校・白石南中学校、通称白石きぼう学園は、閉校した中学校の校舎を利用して白石市が整備し、小中一貫の不登校特例校としては東北で初めてです。
授業中も教室外での休憩を認めるほか、一人一人の学習状況に応じた学び直しの時間や、生徒の希望に合わせた調理実習などの体験学習を柔軟に取り入れます。
白石南小学校・白石南中学校我妻聡美校長「子どもたちがこの学校があって良かった、この学校に来て良かった、この学校に通って良かったという思いになっていけるように、一人一人に応じたケアを行い、個人のペースを大切にした学びを進めていきたいと思います」
2023年度は、小学生2人と中学生17人の計19人が入学する予定だということです。
白石市では、2020年度の独自調査の結果、小学校の不登校の割合が宮城県平均よりも高かったため、不登校特例校を開校し改善を図りたいとしています。