宮城県南三陸町で春の訪れを告げるシロウオ漁が行われています。海水温が高い影響で、例年より早く最盛期を迎えています。
南三陸町歌津の伊里前川では、春に産卵のために海から川に上ってくるシロウオを石を組んだ仕掛けで誘導してカゴに入れる、ざわ漁が伝統的に行われています。
シロウオは透き通った体が特徴で、体長は最大6センチほどです。
海水温が高く推移したため、例年より20日ほど早い3月中旬から取れ始め、早くも最盛期を迎えています。
10日の漁では約3キロのシロウオが取れたということです。
シロウオ漁師渡辺千之さん「シロウオの体長は水温が高い関係ですごく大きいです、平年以上に。だし入り味噌汁に放して入れるとすごくおいしいです」
シロウオは、地元の商業施設ハマーレ歌津のゴールデンウィークなどのイベントで販売される予定です。漁は6月末まで行われます。