宮城県柴田町の郷土館では、政宗公の騎馬像の制作の際に使用された石膏の原型が、28年ぶりに公開されています。

「しばたの郷土館」には、騎馬像の制作者である彫刻家、小室達さんが出身という縁で、制作の際に使用した石膏の原型が保管されています。

 今回、小室さんの没後70年に合わせ、保管されている石膏およそ20点すべてが28年ぶりに公開され、訪れた人たちはその歴史に思いをはせるように熱心に見入っていました。

 訪れた人「もともとの形が目の高さで見られて、そのボリューム感スケール感にびっくりしています」

 初代の騎馬像は、戦時中の金属類回収令で一度撤去されています。

 現在は2代目で、展示されている石膏の原型を使用して1964年に作り直されました。

 しばたの郷土館畠山未津留副館長「小室さんが心を込めて作った銅像細部までじっくり見ることができます。ぜひご覧いただきたいです」

 企画展「復活の騎馬像」は、「しばたの郷土館」で7月9日まで開催されています。入場は無料です。