震災を経験していない世代への伝承が課題となる中、宮城県石巻市の小学校では防災について学ぶ特別授業が行われました。
石巻市の大谷地小学校では、総合的な学習の時間の一環として石巻震災伝承の会のメンバーを講師に招いて授業を行っています。
この日は6年生13人が紙芝居で地震や津波が発生するメカニズムを学んだ後、実際に震災を経験した人の話を参考に、災害から命を守るためにはどう行動するべきかを考えました。
児童「津波って本当に危険だなって思って。家族と話し合いとか避難場所の確認をちゃんとすることが大事だと思いました」「(災害に)備えて少しでも被害を減らして、悲惨なものにしたくないなと思いました」
特別授業は2学期にも行われる予定で、身近にあるもので災害時に役立つグッズ作りなどを学びます。
石巻震災伝承の会山縣嘉恵副代表「自分の命は自分で守る力をつけてもらえるような子に育ってほしいと思って、私たちができることを模索しながら伝承を防災に生かして、活動していけたらと思っています」