2024年度に本格稼働を予定する次世代放射光施設ナノテラスについて地元の中小企業にも使ってもらおうと、宮城県の自治体トップを集めた説明会がありました。
次世代放射光施設ナノテラスは、非常に明るい光を物質に当てることで食品などの構造をナノレベル、100万分の1ミリ単位で解析できる巨大な顕微鏡です。
七十七銀行が呼び掛け約20人の市長や町長らが集まり施設の説明を受けました。
ナノテラスを使うには、1口5500万円の加入金がかかります。中小企業がこの額を1社で負担するには厳しくても仙台市の利用権を活用すれば、東北と新潟の企業は1時間当たり3万8500円で使えるということです。
郡仙台市長「(地元の企業などに)ナノテラスを是非使っていただくようにお話をしていただければと思います。そのことが地場の企業の付加価値を高めることにつながったり、イノベーションを生み出すことにもつながったりする」
山田裕一白石市長「白石温麺やころ柿といった食品の分析をして、さらにおいしくしていくことにも活用できるのではないか」
ナノテラスは、2024年度に運用を始める予定です。