宮城県角田市や宮崎県の住宅に男らが集団で強盗に入った事件の裁判で、仙台地裁は実行役ら3人に懲役7年から10年の実刑判決を言い渡しました。
強盗致傷や住居侵入などの罪に問われているのは、いずれも無職の伊藤稜馬被告(21)、南條真央被告(24)、犯行時19歳で現在21歳の男の3人です。
起訴状などによりますと3人は2022年4月、指示役の別の男と共謀して角田市の住宅に現金を奪う目的で侵入し、住人の女性にけがをさせたほか、宮崎県でも同様の事件を起こしたとされています。
判決で仙台地裁の中村光一裁判長は「暴行を加えるなど手荒な犯行で、短期間に広域で犯行を重ねるなど悪質」と指摘し、現場の指示役だった南條被告に懲役10年、実行役の伊藤被告に懲役7年、21歳の男に懲役7年6カ月の実刑判決を言い渡しました。