東京電力福島第一原発の処理水放出による漁業への影響です。宮城県では9月に入り底引き網漁が解禁となり、魚市場は活気を見せています。今のところ価格に影響は出ていないということです。
宮城県の底引き網漁は資源保護のため7月と8月は禁漁期間で、9月1日に解禁となりました。
5日、石巻魚市場にはサバやスルメイカなど約200トンが水揚げされ、多くの魚が並んだ市場は活気づきました。
福島第一原発の処理水放出で魚の価格の下落が懸念されましたが、5日の取引では前年と比べて大きな変化は見られないということです。
買受人「スーパーや量販店さんで、家庭を預かるお母さん方が心配して買い控えっていうところはちょっと懸念はしています」
石巻魚市場佐々木茂樹社長「処理水の放出の影響はほとんど石巻地区においては影響はないという形で、漁価も堅調に推移しましたんで安心しております」