落語や漫才などの舞台を鑑賞中に地震が発生したことを想定し観客を誘導する、避難訓練寄席が行われました。
この訓練は、震災を風化させないためにみやぎ生協が初めて企画し、落語や漫才の鑑賞中に宮城県沖を震源とする震度4の地震が発生した想定で行われました。
みやぎ生協の会員200人が観客として参加し、職員が避難経路や誘導する手順などを確認しました。
参加者「こういうことがあると、身近に日常的に(災害が)あるのではないかと思って。いい機会だったと思います」
避難訓練の会場となった仙台市泉区のみやぎ生協文化会館は、震災当時住民らの要望によって避難所として急遽開放され、約130人が避難しました。
みやぎ生協文化鑑賞会担当薄木芳美さん「楽しかったけれども、大きな揺れの場合にはこういうことを備えなければいけないよとみなさんで考える日になればと思っております」
みやぎ生協は、今後も舞台鑑賞中の避難訓練を実施したいとしています。