地域で子どもを犯罪から守ろうと、宮城県警と地域の不動産店などでつくる協会が子ども110番の店の協定を結び、不審者対応の訓練を行ないました。

 協定は、県宅地建物取引業協会に加盟する宮城県の不動産会社のうち135の事業所が締結しました。子ども110番の店として、危険に遭遇した子どもの保護や警察への通報を行ないます。

 締結式の後には仙台市青葉区の不動産会社で訓練が行われました。

 小学生が通学路で不審者に声を掛けられた想定で行われ、店ではマニュアルに沿って不審者の特徴を聞き110番通報をする流れを確認しました。

 マックスホーム株式会社古澤沙耶佳さん「実際あった時はお互いパニックになると思うので、しっかりとお子さんの話を聞けるように会話しなければならないと思いました」

 県警によりますと、宮城県には子ども110番の店や家といった子どもを犯罪から守る施設が2万3000余りありますが、業界の団体と協定を結び子ども110番の店に登録するのは初めてだということです。