22日に投開票が行われた県議会議員選挙は、村井県政を支えてきた自民党が前回よりも4つ議席を減らしました。県議選では仙台医療圏の4病院再編構想の進め方など、村井県政への評価も争点の一つでした。
定数59のうち、自民党が前回より4議席減らし24議席となりました。同じく県政与党である公明党の4議席などを加えても過半数に達しませんでした。
自民党石川光次郎氏「(村井知事の)政治手法に対する不満、批判は多く聞かれた部分がありました」
無所属の当選者を自民党の会派に迎え、与党として過半数になるとみられますが、村井県政の先行きにも影響を与えそうです。
県政野党の立憲民主党は、全員当選し10議席としました。共産党は、前回と同じ5議席でした。
立憲民主党遊佐美由紀氏「これから本当に原点に帰ってしっかりと宮城県政をチェックして厳しく追及しながら、より良い未来をつくっていきたいと思います」
県議選初挑戦の日本維新の会は、2議席を獲得しました。無所属は14議席でした。
日本維新の会小野寺健氏「既存政党ではない日本維新の会という政党に対する期待値があって、1回やらせてみようというような有権者の方々の考え方があったのではないか」
あっせん利得処罰法違反罪で起訴されたものの、無罪を主張し多賀城・七ヶ浜選挙区に立候補していた仁田和広氏は落選しました。
投票率は35.93%で、過去最低だった前回を1.13ポイント上回りました。