東北学院大学では、4月に開学した五橋キャンパスに泉キャンパスと多賀城キャンパスを集約したことで、跡地の利用について注目が集まっています。多賀城キャンパスの跡地では、大手ハウスメーカーが住宅や商業施設を組み合わせた複合的な再開発を計画しています。
東北学院大学の多賀城キャンパスの跡地は、約11.5ヘクタールで多賀城市中心部にあります。
この跡地について購入する契約を結んだのは、大手ハウスメーカーで再開発事業も手がけているミサワホームです。
ミサワホーム街づくり事業本部開発業務室安藤治郎部長「子育て世代からご高齢の方まで含めて、将来にわたって住み続けやすい環境整備を目指して街づくりを進めていきたいと考えております」
戸建て住宅や分譲マンションに加え、スーパーや飲食店といった商業施設、クリニックなどの医療施設、ジムやフィットネスなどのスポーツ施設も整備する計画です。
ミサワホーム街づくり事業本部開発業務室安藤治郎部長「駅からの距離感も近いですし、仙台市のベッドタウンであること、大学の跡地ということで非常に認知度が高いという点。複合の施設で多賀城市をますます発展させていけたらなと考えた次第です」
ミサワホームでは「明日を楽しく明日を元気に」をテーマに「アスマチ」というブランドの再開発を静岡県三島市や千葉県浦安市などで手がけていて、多賀城市でも取り組みます。
新たな街づくりに伴う防災や子育て環境といった課題については、多賀城市と協定を結ぶ方向で話し合いを進めていて、再開発のスケジュールは今後、発表します。