宮城県丸森町の中学生が、台風19号の被災現場を見学し復旧状況を確認しました。

 2019年の台風19号で土砂災害が発生した丸森町では、阿武隈川水系の五福谷川で豪雨で流れ出る土砂を受け止めるため遊砂地の工事が進んでいます。

 7日、丸森中学校の1年生64人が工事現場を訪れ、4万7000立方メートルの土砂を貯め込むことができるなど整備中の砂防施設の説明を受けました。

 生徒「4年前のことを思い出しながら改めて考えさせられる学習だと思った」「すごく被害が大きかったのだと思った。工事は大変で時間のかかるものだと思った」

 国土交通省東北地方整備局宮城南部復興事務所斎藤巧副所長「これから丸森町を担う若手の皆様ということで、中学生を対象にして行わせていただきました」

 この遊砂地は宮城県最大規模で、2025年1月末の完成を目指しています。