仙台市立の保育所でアレルギー対応のおやつの提供にミスがあり、園児が救急搬送される事故がありました。

 仙台市の発表によりますと29日午後3時ごろ、青葉区の仙台市立支倉保育所で牛乳にアレルギーがある2歳の男児に対し、誤って牛乳を使った米粉パンケーキを提供しました。

 その後まもなく園児の口の周りに赤みが広がり、抗アレルギー薬を飲ませても改善しなかったため救急搬送しました。

 園児は一時入院しましたが、30日になって体調が回復し退院しました。

 栄養士と調理担当者の連係ミスなどが原因で、牛乳を水に替える対応を取らなかったということです。

 保育所は園児と保護者に陳謝し、栄養士と調理担当者に口頭で注意しました。

 仙台市は、32の市立保育所に対し確認徹底などの再発防止を指示することにしています。