ベガルタ仙台は、11日の初練習を前に東日本大震災の被災地を訪れました。宮城県石巻市出身の菅原選手は「覚悟と責任を持って戦う」と決意を述べました。
訪れたのは、山元町の震災遺構中浜小学校です。今シーズンから指揮を執る森山監督と選手らは、語り部の話を聞きながら2階まで津波が押し寄せた校舎内を見学しました。
森山佳郎監督「震災の地にあるチーム、その責任は必ずある。その責任がものすごいパワーとなって僕らの足を動かしてくれる。1年間覚悟を持って戦う尊い機会になった」
震災当時、自身も被災したという石巻市出身の菅原龍之助選手は、被災地への思いを新たにし活躍を誓いました。
菅原龍之助選手「(避難した小学校で)親の迎えを待っている所で津波が来て、学校の窓から津波が来ている様子を見た。当時の記憶が鮮明によみがえってきて、地元出身として覚悟と責任を持って頑張らないといけない」