2月に東京都の両国国技館で、白鵬杯世界少年相撲大会が開催されます。全国の相撲少年と海外からの招待選手が集まる大会に宮城県の有力選手も出場します。
宮城農業高校相撲部の稽古場で、週に一度活動しているのが仙台相撲クラブです。
小学4年生「ラグビーをやっていてタックルがうまくできなかったので、相撲を始めました」
メンバーは、小中学生合わせて15人ほどです。宮城農業高校相撲部の三瓶健太監督が指導し、相撲部の選手もボランティアで練習を手伝っています。
宮城農業高校相撲部遠藤健太郎主将「小学生からたくさん学ぶこともあるので、自分にとっても良い経験になっています」
四股やすり足など基本動作の練習が終わると、ぶつかり稽古です。小さな体を目一杯使って相手に立ち向かっていく姿は、力士そのものです。
中でも中学2年生のクリンミー光輝くんは、180センチ140キロと大相撲の力士並みの体格で、県大会1位東北5位の実力者です。
将来は二所ノ関部屋に入りたいというクリンミー君に白鵬杯の目標を聞きました。
クリンミー光輝くん「ベスト8に入りたいなって感じですけど、ちょっときびしいですね」
控え目なコメントですが、虎視眈々と上位進出を狙っています。
そしてもう1人、小学5年生の横江寛翔くんは165センチ105キロと堂々とした体格を誇り、12月の全国大会では準優勝に輝きました。
横江寛翔くん「(決勝の相手は)自分より一回りでかくてすごく重くて動かなかった。今度対戦したら絶対勝ってやろうという気持ちです」
ひときわ厳しい稽古で自分を追い込んでいた横江くんは、2月の白鵬杯で全国の頂点を目指します。
横江寛翔くん「勝てなかった相手に勝てるようになって、全国一を目指すことです」
白鵬杯世界少年相撲大会は、東京都の両国国技館で2月12日に開催されます。