20歳下の女に73万円を渡してしまったという男性が胸の内を語りました。

岐阜県在住の男性(40代) 「20歳近く離れた子とマッチングして、すごくやり取りもうまくいっていたので、これはいい感じだなってすごく浮かれていた。当時は…」

 去年6月、40代の男性は20代の加藤ありさ被告(22)と出会いを求めるマッチングアプリで知り合いました。

岐阜県在住の男性 「第一印象として、すごくしゃべりやすい子だと思った」

 ほどなく、加藤被告から好意を寄せる言葉が…。

加藤ありさ被告 「すごく好きになった」

岐阜県在住の男性 「わー、ありがとう。今度、食事の時にお付き合いして下さいって正式に言いますので」

 相思相愛をにおわすやり取り。しかし…。

加藤ありさ被告 「親から引き継いだ200万くらいの借金があります。こんな私でも本当に受け入れてくれますか」

 男性に“援助”を求める加藤被告。提案したのは婚姻届でした。

岐阜県在住の男性 「えっ?と思いましたけど、結婚が目的で(マッチング)アプリを使っていたので。もちろんうれしかった」

 40代の男性が信じた決め手となったのが加藤被告が見せた学生証などでした。

 男性は50万円を援助。その後も友人への借金を理由に23万円を渡したといいます。

 すると、次第に連絡が途絶えたのでした。

岐阜県在住の男性 「さすがに本名でやるというか、証明写真とかも全部、提示したので、さすがにこれで嘘はつかないだろうと思った」

 また、別の30代の男性は加藤被告に15万円を渡したといいます。

加藤被告に15万円を渡した岐阜県在住の男性 「お母さんが入院をするということで家賃が払えない、それでお金を貸してほしいという。思わせぶりなところは結構あったので、相手の方は恋愛感情を持っているような勘違いはあったかもしれません」

 加藤被告は2人とは別に当時66歳の男性たちから合わせて430万円余りをだまし取った罪に問われていて、名古屋地裁で公判が続いています。

 11日の裁判で検察側は、ホストクラブに勤める男性のために犯行に及んだと指摘しています。