12日に政府・日銀が2兆円規模の為替介入を実施した可能性があることが分かりました。

 外国為替市場では11日夜に続き、12日にも1ドル=159円近くから一時、157円台前半まで円が急騰する動きなどがみられました。

 市場関係者によりますと、16日夕方に発表された日本銀行の当座預金残高の増減の見通しなどから、12日に2兆円規模の介入を実施した可能性があるということです。

 政府・日銀が11日に行ったドル売り円買いの介入額は3兆円規模だったと推計されていて、12日と合わせて5兆円規模の介入が行われた可能性があります。

 財務省は7月31日に、6月27日から7月29日にかけての介入の実施状況を公表する予定です。