闘犬として使われることもある“中型犬”ピットブルなどが逃げ出しました。

 現場は熊本県益城町上陣の道路上で22日朝、犬が目撃されました。

通報(午前6時前)付近の住民 「犬6匹が徘徊(はいかい)しています。放し飼いしている犬です」

 警察が駆け付けると、ブリーダーの男が道路上でリードの付いていない犬と一緒にいるところを発見。

 警察が声を掛けたところ、警察車両のドアを右手で殴ったため、公務執行妨害容疑で石井賢一郎容疑者(55)を逮捕しました。

 警察の調べに対して「殴っていません」と容疑を否認しています。

保健所の職員 「山の方に逃げていった。警察から連絡があって1、2匹だろうと思ったらとんでもない数だ」

 逃げた犬は警察などが捜索し、成犬2匹と子犬4匹を捕獲しました。捕獲された6匹は施設や敷地にいた17匹とともに熊本県の動物愛護センターが一時的に預かる見通しです。

周辺住民 「今回が初めてではなくて、もう何回かあった。(犬が)この辺をウロウロしたり、山に行ったり下にいったり家にいったり、色々してました。(以前に)子どもがかまれるということはちょっと聞いた」

 警察によりますと、施設の囲いには穴が開いているところもあったということです。