欧米で承認されている医薬品が日本で使えない「ドラッグロス」の解消に向け、岸田総理大臣は臨床試験体制の拡充など環境整備に取り組むと強調しました。

岸田総理大臣 「岸田政権は医薬品産業を成長産業・基幹産業と位置付け、政府として民間のさらなる投資を呼び込む体制基盤の整備に必要な予算を確保し」

 ドラッグロスは「がん」や「アルツハイマー」の薬など86品目に及びます。

 政府は臨床試験体制を世界レベルに引き上げることやスタートアップ企業への投資額を5年後に2倍に増やすことなどを通じて製薬会社に開発を促す方針です。

 また、外資系の製薬会社や研究者などが参加する官民協議会を来年度中に発足させ、海外から投資を呼び込みたい考えです。