日本の近海にやってくるサンマの量は、今年も低い水準になる見通しです。

 水産庁などによりますと、8月から12月までに日本の近海にやってくるサンマは、およそ92万トンと去年とほぼ同じ水準となる見通しです。

 大きさも一匹あたり80グラムから100グラム程度と、小さいものが中心になる見込みです。

 日本近海の潮の流れの変化や海水温の上昇、餌(えさ)となるプランクトンの減少などが要因とみられます。

 去年のサンマの漁獲量は2万5800トンと過去最低となったおととしからは回復したものの、低い水準が続いていて、予測の通りとなれば今年も不漁が続くことになりそうです。