7月の貿易収支は2カ月ぶりの赤字で、赤字額は前の年の10倍以上となりました。円安などを背景に、輸出、輸入ともに大幅に増えています。

 財務省が発表した7月の貿易統計速報によりますと、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は6218億円の赤字でした。

 輸出、輸入ともに前の年より10%以上増えていて、台湾への半導体関連の輸出などが大きく増加したことから、輸出額は7月として過去最大となる9兆6192億円でした。

 また、アメリカからの高額な医薬品や中国からのスマートフォンの輸入などが伸び、輸入額も7月として過去最大の10兆2410億円となりました。