東京・永田町の国会の前で財務省の公用車で歩行者をはねて逃げたなどとして逮捕された50代の男性について、東京地検は不起訴処分としました。

 55歳の男性は6月、国会の前で自身が運転する車で歩行者の男性をはねて逃げた疑いなどで逮捕されました。

 はねられた男性は搬送先の病院で死亡が確認されました。

 車は財務省が所有していて、男性は財務省が委託している会社の社員でした。

 警視庁によりますと、男性は200メートルほどを車で逃走し、横転事故を起こした後に現行犯逮捕されていて、「ひいてパニックになった」という趣旨の話をしていたということです。

 この男性について、東京地検は今月13日付で不起訴処分としました。

 理由は明らかにしていません。