ガザ地区で地域を限定した一時的な停戦で子どもたちにポリオのワクチン接種をする取り組みが終了し、接種率が目標の9割を達成したことが分かりました。

 WHO(世界保健機関)は、ガザ地区で10歳未満の子どもたちを対象としたポリオワクチンの接種が12日に終了したと明らかにしました。

 1回目の接種を終えたのは55万人余りで、目標接種率の9割を達成したとしています。

 これに伴い、接種のために実施されていた地域を限定した一時的な停戦は終了することになります。

 ただ、来月中旬ごろには2回目の接種が必要だということです。

 イスラエル軍は12日も北部のジャバリアで住宅を空爆するなど各地で攻撃を繰り返していて、安全に接種ができるか課題が残されています。