宮城県気仙沼市の東日本大震災遺構・伝承館で、福島第一原発に関する特別展が開かれました。

 特別展は17日限定で開かれたもので、資源エネルギー庁の職員がジオラマやパネルを用いて、廃炉の進ちょく状況やALPS処理水の海洋放出などについて説明しました。

 訪れた人たちは時折質問を挟みながら、職員の説明に真剣に耳を傾けていました。

 訪れた人女性「(震災が)生まれてすぐで分からない子もいる。年寄りの人も亡くなっちゃった。これは伝承するべきかなと思います」

 資源エネルギー庁 原子力発電所事故収束対応室 磯口敦彦係長「福島第一原発がどうなっているのかを、まず知っていただく。その上で関心を持って頂きたいなと思ってます」

 伝承館では今後も、防災意識向上や震災の記憶の伝承に努めていきたいとしています。