19日は宮城県各地で今シーズン一番の冷え込みとなりました。仙台管区気象台は、19日未明に仙台で初雪を観測したと発表しました。平年より2日遅い観測です。
冬型の気圧配置となり上空に強い寒気が流れ込んだため、宮城県各地で気温が下がり大崎市鳴子温泉では鳴子峡がうっすらと雪化粧しました。
各地の最低気温は、駒ノ湯でマイナス2.1℃、築館でマイナス0.6℃、仙台で3.0℃などとなり仙台を含む6地点で今シーズン最も低くなりました。
中島秀太記者「午前8時の仙台駅前です。時折吹く風が肌に冷たく感じます。手元の温度計は4.8℃を示しています」
仙台管区気象台は、午前1時50分ごろにみぞれを確認したため仙台で初雪を観測したと発表しました。平年より2日遅い観測です。
20日朝は更に冷え込みが強まり広く氷点下となる予想です。
本格的な冬の到来で、路面の凍結にも注意が必要です。仙台市宮城野区のタイヤ販売店では夏用タイヤを冬用タイヤに交換する作業に追われていました。
「暖かかったので11月入ってからで大丈夫かなって思ってたら雪降ったってニュースで見て、タイミング的にはギリギリだったかなと思って間に合いましたね」
仙台河川国道事務所の調査によりますと、仙台市青葉区作並での冬用タイヤの装着率は12日時点で40.0パーセントと例年並みでした。
こちらの店舗では11月になっても気温が高い日が続いたため、タイヤ交換の予約の入りが例年と比べて1週間から2週間ほど遅れていると言います。
タイヤワールド館ベスト渡部凌太スーパーバイザー「雪が降って路面が万が一凍結している際に夏タイヤで走行してしまうと、スリップしたり事故の原因になってしまいますので、11月中ぐらいには交換いただいていつ雪が降っても良いように準備していただくことが大切かなと思います」
1日当たり40件から50件ほど交換の予約が入っていて、11月下旬から12月上旬にかけて混雑のピークを迎えるとみています。