若者が闇バイトに応募して強盗に加担する事件が相次いでいることを受け、学生を対象とした特別講座が開催されました。「即日現金」「高額バイト」などとうたった募集には注意が必要です。

 東北福祉大学国見キャンパスで行われた闇バイトの特別講座には約350人の学生が参加し、元宮城県警の特殊詐欺対策室長で現在は東北福祉大学の学生支援課で働く熊谷康さんが講師を務め、闇バイトや特殊詐欺の手口を説明しました。

 闇バイトに応募すると、秘匿性が高いアプリを通じて身分証明書や顔写真を送るよう指示され、その後辞めようとしても家族などを脅迫されて詐欺や強盗などの犯罪に加担してしまうケースが多いということです。

 熊谷さんは「即日現金」「高額バイト」「ホワイト案件」などとうたった募集には注意し「簡単な仕事で大金を稼げることはない」と警鐘を鳴らしました。

 学生「バイト系ですね、日給8万とか。そういう勧誘メールとかがよく来るので、結構身近な存在だなって再認識することができました。怪しいサイトはクリックしないなど、心掛けていきたいと思っています」「誰でも被害に遭う可能性があるので、少しでもおかしいと思ったら確認する必要があるし、断る勇気とか相談する勇気を持つのが大事だなと思いました」

 講師熊谷康さん「SNSは生活に不可欠。それは重々承知してますが、やはりそれを悪用する人がいるのも事実なんで、危ないことがあるっていうことを心に留めて、色々な行動や活動を心掛けていただきたいなと思います」