能登半島地震の発生からまもなく1年です。能登を舞台にした映画の上映会が、宮城大学で開催されました。伝統的な日本酒造りを行う杜氏の姿を追ったドキュメンタリーです。

 伝統的な日本酒造りを行う能登杜氏を描いたドキュメンタリー映画「一献の系譜」を製作した石井かほり監督は奥能登の塩を作る職人たちを追った「ひとにぎりの塩」も制作していて、能登半島地震後には、能登を支援するためのチャリティー上映会を各地で開いています。

 2つの映画の制作後も、映画に出演した人たちと交流を続けてきた石井監督は、地震や9月の豪雨の後も能登半島を訪れてきたといいます。

 石井かほり監督「能登の人たちはすごく辛抱強くて、自然環境が厳しいエリアの人たちはそういうところがあると思う。それが、自分の無力感につながってすごく悲しくて悔しかった。だから映画があってよかった」

 宮城大学では6日にも大和町キャンパスで、石井監督の「ひとにぎりの塩」の上映会を開催します。