温暖化の影響でミカンの産地となった宮城県山元町で、最北のミカンの収穫が始まりました。

 主に西日本で栽培されるミカンは、温暖化による気温上昇の影響で宮城県でも山元町の農家、斎藤正直さんが最北のミカンとして6年前から栽培しています。

 育てているのは、温州ミカンの早生や大津などの品種です。気温が高い日が続いた後に急に冷え込んだことで、実の色付きが早まり前年よりも4日ほど早く収穫が始まりました。

 カメムシが大量発生し食害も出ましたが、生育は順調で収穫量も前年の400キロを上回る見込みだということです。

 川村彩音記者「最初は酸っぱいですね。でも噛んでくると甘みが出てすごくおいしいです」

 斎藤正直さん「酸味の後の糖度を引き立ててるんだと思います。だからおいしさを感じるんだと思う」

 ミカンは時間を置くことで甘みが増すため、好みの甘さにして食べてほしいということです。

 収穫は年内いっぱいまで続き、亘理町の直売所で販売されます。