10月に水が赤く濁った仙台市の広瀬川で、関係機関が合同で点検しました。濁りの原因となる新たな堆積物は、確認されませんでした。

 10月に広瀬川の水が突如赤く濁った問題で、仙台河川国道事務所は11月に亜炭の廃坑からつながる雨水管の吐口付近で鉄さびを含んだ堆積物が見つかり、ここから広瀬川に流れ込んだことが原因と発表しました。

 このため、廃坑がある太白区向山地域周辺で、仙台河川国道事務所と宮城県や仙台市が合同で雨水管の吐口などを合同で点検しました。

 職員らが双眼鏡やドローンで確認した結果、濁った水の流出や新たな堆積物は見つかりませんでした

 仙台河川国道事務所金真一郎副所長「赤い水が流出している所は確認されませんでした。ただ過去に流出した箇所については、痕跡が残っている状況も確認が取れました。今後も引き続き、発生した際には確認していきたいと思います」

 仙台市によりますと、赤い水が流出した原因となった堆積物を取り除く作業については、年内にも終わる見込みだということです。