日本が海外とのモノやサービスの取引などでどれだけ稼いだかを示す11月の経常収支は3兆3000億円を超える黒字で、11月としては過去最大でした。

 海外との総合的な取引を示す11月の経常収支は、前の年の同じ月より50%以上増え、3兆3525億円の黒字でした。

 主な要因は、貿易収支が5カ月ぶりに黒字となったことです。

 原油などのエネルギー価格が下がり、輸入が5%以上減りました。

 一方で輸出は半導体関連などが伸び、3%近く増加しています。

 また、インバウンドの増加で旅行収支も11月として過去最大となる4869億円の黒字でした。