韓国の非常戒厳を巡り14日、憲法裁判所で尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に対する弾劾の妥当性を審理する、初めての弁論が開かれます。尹大統領は出席しない見通しです。

 弁論はこのあと午後2時から始まります。

 尹大統領側の弁護団は、捜査当局が「『違法な』拘束令状を執行すると『身の安全が懸念される』」と欠席の理由を説明しています。

 弁論は毎週2回、予定されますが「問題が解決すればいつでも出席する」としています。

 一方、合同捜査本部は14日朝、大統領警護庁に「安全で平和的な拘束令状執行への協力」を要請しました。

 警護側は回答を保留していて、対立したまま拘束に踏み切れば公邸での衝突が懸念されています。